頂いた種から咲いた朝顔が倉庫の窓を飾ってくれてます。
日本には奈良時代末期に遣唐使によって中国から伝わったアサガオ。
牽牛子(ケンゴシ)という別名は、種子に下剤や利尿剤としての効果があり、
中国では牛と交換されるほど高価だったことに由来します。
実際は毒性がとても強いので飲んではいけません。
「朝の美女」を指す言葉もあり、
日本の「朝顔の花、一時」という諺は若い一時期の光り輝く美しさを表しています。
フランスでは「真昼の美女」と、色っぽい例えがあります。
ヨーロッパでは花の命がたった半日という短さから「はかない恋のきずな」とも言われています。
太いツルの生命力の連想から「勇気とエネルギーの象徴」とも。
中国の民間伝承では 七夕の日に一年に一日だけ会うことのできる恋人たちを象徴。
アメリカやオーストラリアの地方によっては旺盛な成長力を持つので、雑草扱いを受けているとか。
花びらは、表と裏で違うことがあります。
咲く前は裏を見ていて咲いた後は表を見ています。
咲いた後、裏を見ると咲く前の色が残っていることがあります。
(ただし、時間がたつと変わる場合もあります)
咲き分けと言って、一本のアサガオが途中で分かれた枝ごとに違う花の色が出る品種があります。
新しい花が出たり、先祖返りをしたりと咲いてみないとわからないことがあるそうです。
小学校での夏休みの宿題でおなじみですが、開花時期は7月~9月。
夏から秋へ誘う花です。